僕がせどりをはじめた本当の理由②

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前回続きを書いていきますね。

結果的には会社を買い取りました。

ただし、いくつかの約束事がありました。

創業者の社長は不祥事な関係からしばらくの間、表に出てきてはいけないわけです。

社長も退任する。

しかし、会社のノウハウ等は協力してもらわなくてはいけないので、裏方として会社に協力していくとの約束でした。

最初のうちは、裏方として控えめに行動していました。

しかし、2、3カ月後からすべてを仕切り始めたのです。

そして、会社の中にまで入ってきたのです。

当時の僕は、わからないことだらけでしたので、言われるがまま進めていきました。

通帳などの金銭管理も仕切るようになっていきました。

ここが、大きな失敗でした。

この会社は利益も出ていましたが、借入金もあったわけです。

保証人は創業者社長がしていましたし、会社に対して貸付もしていました。

僕も自分の会社の借入金がありました。

僕の感覚では、もちろん会社の借入なのだから、返済してくれているものだと思っていました。

現実は違っていました。

創業社長は自分の保証している借入と自分が会社に貸しているお金のみを返済していたのです。

僕の借り入れは返済していなかったのです。

また、会社の状況もどんどん悪くなっていきます。

不祥事の件から、次々に取引先が離れていきました。

年商は2億円ぐらいまで落ち込んでいたと思います。

2億あればと思うかもしれませんが、12億から2億まで落ちてくると経費をペイすることもできない状況になってきます。

にもかかわらず、個人貸付、借入の返済を創業社長はやっているわけです。

当然お金が足りなくなるわけです。

すると、お金が足りません。

何処からか持ってきてください。

あなたの運営能力がないから売上が減少しているのです。

追い込まれるわけです。

僕は、保険や定期を解約して1,000万円以上は会社につぎ込みました。

それでも足りずサラ金等からも借りて渡していました。

今考えれば、渡さなければよかったのです。

当時の僕は、ほぼ洗脳されていのだと思います。

それだけのことをしていて、月給は20万円でした。

初期の頃は50万円ぐらいもらっていたのですが、 仕事ができないやつには払えないといわれて・・・

そんなことが2年間ぐらい続いていました。

僕は、やめるという決断をしました。

しかし、このタイミングで脱税が発覚します・・・

国税局がやってきたのです。 追徴課税なども含めると1億5000万円ぐらいでした。

払えるわけがありませんよね・・・

しかし、会社の代表は僕なんです

会社の代表は僕になっているわけですが、脱税は僕がやったわけではないことは理解していただけました。

しかし、督促は僕にくるわけです。

創業社長には関係がないわけです。

支払いできるわけもなく、会社は清算、僕は・・・ 想像できますよね。

しかし、悪夢は続きます。

創業社長が1億の支払いを求めてきました。

会社の売買代金です。

会社の運営を自分でやっておきながら、このタイミングで訴訟を起こしてくるわけです。

もう、むちゃくちゃです。

売買契約を結んでしまった僕も悪いのですが・・・

自分のしたことを考えれば、こんなことはできないはずなのに・・・

この訴訟が決定打となり、会社の清算はもちろんのこと、僕自身も清算となるわけです。 僕は全てを失いました。

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