ユウラシアンです。
トレンドとはいったい何なのか?
一般的には、セット本で言えば映画化、アニメ化されることをさすのだと思います。
これ以外にもあるとは思います。
今回は、いくつか例をあげながら書いていきたいと思います。
まずは、基本的な考えとして、需要と供給のバランスが崩れること。
このことによって価格が変化することを理解する必要があります。
中学校の公民の授業でも学習する内容です。
旅行を例にして考えてみます。
時期によって価格が大きく異なることはご存知かと思います。
平日と週末でも価格は違いますし、お盆やお正月の時期なども価格が高くなっていると思います。
旅行の場合は、動く人の数によって価格が変動しているということになります。
旅行に行く人が多くなる = 需要が多くなる
旅行に行く人が少なくなる = 需要が少なくなる
ホテルなどの宿泊施設の供給能力には限界があるわけなので、需要に対して供給は基本的に一定になります。
供給量よりも需要が多くなる = 価格があがる
供給量よりも需要が少なくなる = 価格が下がる
夏休み、冬休みなどの繁忙期には必ずといっていいほど価格が高騰しているはずです。
このように、需要と供給のバランスによって価格が決められる。
このことを考えながらセット本に当てはめてみます。
まず、映画化、アニメ化などのトレンドから考えていきます。
エヴァンゲリオンの映画化のトレンドから考えてみましょう。
映画化の話題が出てくるまでは、出品者数も100人を超えており、価格も2,000~3,000円を推移していました。
しかし、映画化・公開日時が決まってからは価格は6,000円を超える価格まで上がりました。出品者数は40~50人程度になっていました(2021年2月中旬時点)
この場合も、需要が急激に高まったことにより、商品が売れていく。その際には、基本的には価格の低いところから売れていくので、高い価格の商品が残っていくわけです。
通常時であれば、高値では売れにくいわけですが、需要が高まっている為に高値でも売れていくわけです。
かといって、青天井に価格が上がっていくわけではありません。その点には注意必要です。
また、トレンドの状態もずっと続くわけではないので、無理な仕入れも注意しなければいけません。
価格が上がるタイミングも、
- 映画化・アニメ化などの発表
- 映画化・アニメ化などの公開
などが考えられます。
これが一般的なトレンドになると考えます。
次のトレンドとしては、テレビ番組のなかで、特定のアニメが特集されたとき。アニメの再放送や映画版のテレビでの放送などのパターンがあります。
とっても有名なところでは、金曜ロードショーで
ジブリ作品が放送される。
風の谷のナウシカ
放送前後に購入者が増える → 価格が上がる
ただ、注意点としてはどちらかというと短命であることは避けられないので、事前に準備が必要であること。
放送の翌日以降に集めだしても、波には乗れないことが多いと思います。
一度は放送されていたり、公開されているのであまり長いトレンド状態は期待できないので注意しましょう。
次は、トレンドではないのですが、先ほどの需要と供給バランスが崩れて高値になっているパターンです。
これは、リサーチしていたら、出品者が少なく、高値の場合があります。
この価格上昇を判断するのは非常に難しいわけです。
出品者が少ないという理由が何かを判断する必要があります。
例えば
- 新しく販売の予定が無く希少価値性が高く市場での流通量が少ないために少ないのか?
- 人気の高いセットである為に少ないのか?
- 市場での流通量はあるにもかかわらず、販売する人数が少なく知らないうちに少なくなっているのか?
こんな感じに分けてみました。
1のパターンは僕がプレゼント企画に出したキャンディキャンディなどが当てはまると思います。
2のパターンは映画化・アニメ化などのトレンドのパターンが多いと思います。
3のパターン・・・この場合は注意が必要だと思います。
最近の失敗例で考えると
イノサンですね。
出品者数が減っていたことに加えてこの作品の作者の新作が発表されるということから価格が高騰。
作者の他の作品も価格が高騰。
また、数日後にテレビで作者の特集が組まれるということでいけると思ったのですが・・・
イノサンはイノサン・ルージュという続編があるのですが、こちらは後半の巻がなかなか見つかりません。そのために価格の上値が高いのです。それに対してイノサンは比較的揃いやすく、出品者数も多かった。
高値希望で納品 → 撃沈でした・・・
- 敗因はもともとの上値が低いこと。
- 比較的揃いやすく出品者が増加しやすい。
- 店舗でも見つかりやすいこと
などなどが考えられるのではないかと思います。
つまりは、出品者数、作品の価格的ポテンシャルなどトータルで考えていかないと、ただ高騰しているだけでは失敗するおそれがあるということです。
価格が上がる要因は様々です。そのあたり注意していきましょう。
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